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Digital Transformation

デジタル化推進フローとその非効率

事業のデジタル化の5つのステップ

組織的に事業のデジタル化を進めていくには、どのようなステップが必要でしょうか。ここでは大きく「必要性の理解」「情報収集」「目利き」「PoC」「本番稼動(マネタイズ)」の5つのステップをご紹介します。

第一に「必要性の理解」です。自組織において、事業のデジタル化の重要性を認識している者が少数派では、デジタル化の組織的な検討や強力な推進はできません。デジタル化の可能性がある事業を洗い出すためにも、組織としての「必要性の理解」が出発点となります。

第二に、デジタル化の可能性がある事業に関しての「情報収集」を行うことになります。先進的な技術や利活用事例の情報を集めていくことで、自組織の事業に応用できる情報を集めていくことができます。

情報収集を進めると、ある事業に新技術を適用する場合でも、利用できる製品・サービスが多様となっているケースもあります。そこで重要となるのが第三ステップの「目利き」です。自組織が検討している事業に利用すべき製品・サービスを資料、デモ版、問い合わせを通じて確認し、取捨選択や組み合わせを検討します。

目利きによって利用する製品・サービスの候補を絞った後は、その企画を実証するために、第四ステップの「PoC」を実施します。PoCとは、Proof of Conceptの略で、「概念実証」と訳されます。実際のデータや環境において、企画の実現可能性や現場における利便性を実証します。実際の利用における企画の課題をPoCにおける利用者へのヒアリングを含めて検証していきます。

PoCによる確認と改善を経て、企画を実施することになれば、第五ステップの「本番稼動」となります。B2Bなら他社、B2Cなら一般消費者に対して事業を展開し、利益を出す「マネタイズ」のフェーズでもあります。現場に技術が活用され、ようやく事業のデジタル化が成されることになります。

以上、大きく5つのステップに分けて、事業のデジタル化推進の流れを説明しました。こうしたステップを踏んでいくつもの事業が実現していくうちに、次第に企業全体のデジタル化が進展します。

事業や企業全体のデジタル化には、上記5つのステップをスムーズに進めてくことが望まれます。しかし、デジタル化に挑戦する多くの企業が苦戦しやすいステップとして、「必要性の理解」「情報収集」「目利き」が挙げられます。多くの企業は、これらのステップをどのように進めて良いかが分からなかったり、時間と資金を使い過ぎてしまったりしているのです。

デジタル活用は、新たな技術や仕組みが次々と生まれる、変化の激しい世界です。準備に準備を重ねて精緻な計画を練ったとしても、そのプランは遠くないタイミングで軌道修正が求められます。前工程となる「必要性の理解」「情報収集」「目利き」はスピーディーかつコンパクトに進めることが必要です。その上で、後工程である「PoC」「本番稼動(マネタイズ)」と稼働後における軌道修正や改訂に時間とお金をかける必要があります。

デジタル化推進の成功に向けては、5つのステップの前工程を効率化し、後工程にリソースを注げるように、体制を整えていく必要があります。

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