
分厚い書類を持ちながら検査していませんか?
点検や検査という作業は大きな施設を持つ企業において必ず行わなければならない業務であるのと同時に、企業にとっても検査員の方にとっても非常に大きな負担となります。そんな日々のメンテナンスを書類を参照しながら行い、異常箇所があればそれを手書きで記し、記録用のデジタルカメラにその写真を収める。という流れで行っている企業は未だに多くあります。それらは単純に記録が大変や、検査員の方が重くて疲れてしまうということだけでなく、紙媒体に結果を記録しておくと、検査の数を重ねるに連れその保管や参照が難しくなり、大きな負担となっていきます。貴社ではどうでしょうか?検査員の方は分厚い書類を持ち歩きながら検査していませんか?
検査も参照も記録も保管も検査員の装備も楽になれば…
検査員の方がタブレット端末のようなモバイル機器を持つだけで、異常の記録、過去の出来事やマニュアルの参照、異常箇所の撮影など、設備点検や検査において必要とされることを完遂できたらいいと思いませんか?
こうすることにより検査員の方が身軽になり、楽に設備点検を行うことができるようになるだけでなく、その結果を保存する場所が必要ないことや、記録を紙媒体より正確に残すことができます。百理あって一害なしだと思いませんか?


皆様にも馴染みの深いiPadなどのモバイル端末には、メモを取る、送信する、検索する、写真を取る、など検査記録を取るのに十分な機能が備わっています。そのような機能を検査用に活かすアプリケーションを導入することでモバイル端末だけで完結する設備点検を実現できます。
モバイル端末だけで完結する点検・検査
モバイル端末に導入するアプリケーションはフォーマット化されたものではありません。メンテナンスを行っている現場の方の声を聴かせていただき、どのような機能が必要か、どのような操作の手順だと楽なのかということを共に探し出して、ほとんど市販のもので済むのか、1から作成したほうが良いのか、ビーコンなどのIoTデバイスと連携したほうが良いのかといったようなスケールも含め検討していくものとなります。

事例紹介
モバイル端末を用いたトンネル検査(東京メトロ様)
弊社では東京地下鉄株式会社様(東京メトロ様)向けに、トンネル検査用のiPadアプリケーションを開発し提供いたしました。これにより、今まで書類の束、地図、デジタルカメラなどを用いてトンネル検査を行い、年間2万枚もの記録用紙が生まれていた状況から、検査員の方にiPadのみを使用させることで、紙も発生させずにトンネル検査を行うことができるようになりました。
さらにこのケースでは、前述のIoT連携としてトンネル内のビーコンを検知できるようにしてあり、前回の検査で異常が認められた場所を通るとアラートが鳴り、記録を取り逃がさないような仕組みができております。
このソリューションは高い評価を得ており、アップル様の公式サイトにおいてビジネスにiPadを用いたベストプラクティスの一つとして紹介されています。
https://www.apple.com/jp/business/success-stories/

多くのメンテナンス業務にデジタライズの余地あり
アクシデントというものは時折どうしても起こりうるものですが、時折しか起きずほとんどの場合業務が円滑に回っているのは、メンテナンスとういう行為並びにそれを行っている検査員の方々の尽力のおかげです。
そんな企業において重要なメンテナンス業務をデジタライズ(デジタル化)することで作業が楽になることに加え、更に情報を正確に保存することができるようになります。これは時間やコストの節約や回転率の向上になり得るだけでなく、一つのミスや事故で評価が大きく落ちかねない現代社会に置いて大きな力となると考えております。